iPhone/iPad アプリ
iPhone/iPadアプリ ソフトテニスの競技力分析 > 概要



【アプリ概要】
本アプリは3つの尺度から成り,ソフトテニス競技における
 @知覚運動スキル
 Aパフォーマンス低下の要因
 Bパフォーマンス向上の要因
の一部を評価するものです.
・簡単な質問(@50問、A25問、B25問)に答えていただきます。








・あなたの知覚運動スキルが4個の側面から評価されます。




・あなたのパフォーマンス低下の要因が4個の側面から評価されます。




・あなたのパフォーマンス向上の要因が4個の側面から評価されます。




・レーダーチャート画像はメールでPCアドレス等に送ることができます。


・アプリ内に保存して過去の結果と比較することもできます。



1.本尺度の解説

1.1 はじめに
本アプリは3つの尺度から成り,ソフトテニス競技における
 @知覚運動スキル
 Aパフォーマンス低下の要因
 Bパフォーマンス向上の要因
の一部を評価するものです.

@知覚運動スキル
相手側のボールに適切に対応するための知覚にかかわるスキルを評価するものです.このスキルを十分に獲得している競技者は,例えば,相手側のサービス場面において,打球のコースを正確に予測,判断し,タイミングを合わせてボールを打ち返すことができると考えられます.このような「知覚運動スキル」は,ラケット競技ではラケットそのものを扱うスキルとともに,勝敗を大きく左右する重要な能力であると言えます.また,「知覚運動スキル」は,トレーニングを通じて高めていくことができると考えられています.その出発点として,まずは測定結果をもとに,現時点におけるあなたのスキルレベルを確認してみて下さい.

ABパフォーマンス低下・向上の要因
レーダーチャートで表示される測定結果から,あなたが試合場面においてパフォーマンスが低下したり向上してくるきっかけを推測することができます.
パフォーマンス崩壊尺度では得点が高いほど,あなたの心理面や行動面に,パフォーマンスの低下を招く可能性のある変化が生じていると解釈されます.
パフォーマンス向上尺度では得点が高いほど,あなたの心理面や行動面に,パフォーマンスの向上を導く可能性のある変化が生じていると解釈されます.


1.2 本尺度における注意事項・免責
・本尺度はソフトテニス競技を対象として作成されたものであり,ラケット種目以外の競技者においては,測定結果の信頼性は保証されておりません.
・本尺度は知覚運動スキルの個々の側面を,それぞれ3つの質問項目から、パフォーマンスの低下、向上を導く可能性のある要因の一部を,それぞれ3つまたは4つの質問項目から評価する簡易的なものであり,測定結果を過大に評価することは適切ではありません.測定結果はあくまでもそのような傾向があることを示す1つの資料として位置づけて下さい.
・本人の同意なしに第三者が本結果を利用してはいけません.
・本尺度の利用により生じた損失や損害などについては、当方はいかなる場合も一切の責任を負いません。


1.3 各側面の解説

【知覚運動スキル】

「反射的行動」
相手ボールに反射的に対応することができる能力を表します.

「ボールアジャスティング」
速い打球をタイミング良く打ち返すことができる能力を表します.

「観察眼」
対戦相手の心理的な変化を素早く察知することができる能力を表します.

「ゲームメモリー」
ゲームの内容を正確に記憶することができる能力を表します.


【パフォーマンス崩壊】

「先方実力発揮」
対戦相手が予想以上に力を発揮した時のあなたの心理状態を表します.

「立腹状態」
審判の判定や相手側の応援に苛立ちを感じている状態を表します.

「視線注意散漫」
相手に対する視線や注意,意識が一点に定まらない状態を表します.

「勝ちへの過剰意識」
勝負がついていない段階で,「勝ち」を過剰に意識してしまっている状態を表します.


【パフォーマンス向上】

「ソーシャルサポート」
チームのメンバーや指導者からの支援を実感している様子を表します.

「先方実力低下」
相手側の劣勢を観察している様子を表します.

「思い切りの良さ」
必要以上に慎重になることなく,全力で相手に挑もうとする様子を表します.


1.4 関連情報

島本好平・福原和伸・井田博史・徳田圭行・小谷泰則・石井源信(2012)
ソフトテニス競技者におけるパフォーマンス崩壊モデルの構築.
日本スポーツ心理学会第39回大会研究発表抄録集,pp.94-95.

inserted by FC2 system